卵の賞味期限切れが1ヶ月経過したものが食べれるのか気になる人に、卵の賞味期限切れ(1ヶ月)は食べれる?いつまでイケるか徹底調査!という記事を書きます。
玉子の値上がりが止まらない今日この頃ですが、食卓には欠かすことのできない食材のひとつです。
とても栄養のある卵は、お手軽に料理にも使え、生で食べられる卵ですが賞味期限が切れていた!と気づいて廃棄してしまう人もいるでしょう。
賞味期限切れしていても、卵は食べられる期間があります。
今回は、卵の賞味期限が切れてどの位の期間まで食べられるのか?また、卵の安全な食べ方や適切な保管方法についてご紹介します。
卵の賞味期限切れ(1ヶ月)は食べれる?
毎日の料理献立に使うことが多い卵ですが、まだ期限があると思っていざ使おうとした時に、賞味期限が一か月過ぎていたなんてことがよくありますよね。
期限が過ぎ「生卵」のことから腐っていると思いこんで廃棄してしまう方もいるはず!
卵は、賞味期限が一か月過ぎても冷蔵庫でしっかり保管されていて、加熱すれば食べれます。
卵の殻には、菌から守る防御効果があり、「常温で2ヶ月」「冷蔵庫で4ヶ月」はもつと研究結果も出ています。
しかし、賞味期限が過ぎた卵は、鮮度や味も落ちているので加熱料理をして早く食べきった方が安心できますね。
卵とサルモネラ菌の関係は?
卵の殻には、菌から守る優秀な効果がありますが、食中毒の原因を起こしてしまう豚、牛、鶏、人間の腸内に生息している「サルモネラ菌」がごくまれに付着している場合があります。
症状としては、嘔吐や激しい腹痛や下痢や発熱が現れ、免疫力が弱い子供(赤ちゃんを含む)や高齢者は重症化し、回復が遅れるとても恐ろしい菌です。
サルモネラ菌が人間の体内に入ってから、8~48時間の潜伏期間を経て発病すると判明していますが、3、4日たってから症状が現れる場合もあります。
スーパーなどで売られている卵は、しっかり殺菌消毒して出荷しています。
殺菌消毒していても、サルモネラ菌にたまごが汚染されている可能性があり、その割合は、「10万個に3個」と言うごくごく少ない確率ですがゼロではありません。
汚染確率が低い出荷した卵にサルモネラ菌が付着してしまうのは、購入後の「卵の不適切な調理や保管方法」が原因とされています。
買う時は、綺麗で新鮮な卵を選び、購入後は10℃以下の冷蔵庫で保存し、賞味期限を守ることが食中毒を防止するポイントです。
サルモネラ菌は、「70℃の熱湯で1分以上加熱をすると死滅」すると判明しています。
不安な時は加熱料理に使い、ヒビ割れした卵は食べようとせずそのまま捨てるようにしましょう。
卵の賞味期限切れの基準の紹介
季節 | 具体的期間 | 生食可能な日数 |
春 | (4月から6月) | 産卵後25日以内 |
夏 | (7月から9月) | 産卵後16日以内 |
秋 | (10月から11月) | 産卵後25日以内 |
冬 | (12月から3月) | 産卵後57日以内 |
上の表を見ると夏が、生食として食べれる期間がとても短い理由は、サルモネラ菌が関係しています。
20~40℃前後でサルモネラ菌が活動するため、気温がとても高い夏に増殖が起こりやすいことから、卵が生で食べれる期間が短くなっています。
また、パッケージの中シートに表示される賞味期限は、安全性を一番に考え「生食可能な日数」より短く設定し、平均的な期限は採卵後2~3週間です。
日持ちしにくい夏に合わせて設定されていることも多いですが、温度が低く日持ちしやすい冬場は賞味期限よりかなり長持ちする場合もあるそうです。
消費期限と賞味期限の違いは?
食品には、「消費期限」「賞味期限」が記入されています。
この2つの違いについて知らない人もいると思うのでご紹介します!
消費期限
食品の袋や容器を開けないままの状態で、記入された保存方法を守って保存していた場合に、書かれた日にちまで「安全に食すことができる」期限です。
消費期限の主な食品は、お弁当、サンドイッチ、生麺、洋菓子(ケーキ)など日持ちしにくい食べ物に表示されています。
その食品によっていたみ(腐る)も違いますが、だいたい、5日以内が基準です。
期限を過ぎ見た感じ悪く(腐る)なっていなくても、食べないようにして廃棄しましょう。
賞味期限
食品の袋や容器を開けないままの状態で、記入された保存方法を守って保存していた場合に、書かれた日にちまで「品質が変化せずに美味しく食すことができる」期間です。
賞味期限の主な食品は、スナック菓子、カップ麺、チーズ、缶詰め、ペットボトル飲料などが表示されています。
作ってから3ヶ月以上日持ちする食品には「年月」で表示することもあるそうです。
消費期限の食品と違い期限が過ぎても、食べれなくなりません。
味、色、においのチェックをして異常がなければ食べれます。
食品を一度開けてしまったら、賞味期限は関係なくなってしまうので食べきるようにしましょう。
玉子は賞味期限?消費期限?
スーパーなどで売られているパック卵は「賞味期限が表示」されています。
また、期限が切れる日まで「卵かけご飯」として美味しく食べれることを意味しています。
賞味期限が切れた卵は、発菌や発臭などの危険があり、品質も低下しているので必ず火を通してください。
卵の賞味期限が切れた場合、生食や生クリームなどのレシピには使用しない方が安全で、その代わりに、炒め卵や焼き卵として食べることができますよ。
卵の適切な保管方法のご紹介
購入したパック卵は、冷蔵庫の中に10℃以下で保存することで菌の繁殖を防ぐことができます。
ドアポケットを使用せずパックのまま温度変化や衝撃が少ない棚に保存することが卵を長持ちさせるポイントです。
パックから卵を取り出して保存がいけない理由は、出荷する時にすべて殺菌作業がされているからです。
購入後に、パックから取り出した時に卵に手が触れたことで菌を増やすことになるので取り出すことをおススメしません。
そのため、冷蔵庫に備え付けの卵保管ケースなどは使用せず、パックのまま保管を推奨します。
卵は賞味期限を過ぎたら食べられないの?
卵は賞味期限が切れても食べることができます。
ただ、「生卵」で食べれるのは賞味期限内なので、期間が過ぎた卵は生で食べるのはNGです。
期間が過ぎた卵は、必ず十分に加熱調理して食べましょう。
卵を炒める前に水で軽く洗って、表面に付着しているものを取り除きましょう。
賞味期限切れの温泉卵も火の通りが良くないので、食べようとせずに廃棄してくださいね。
卵の賞味期限切れ 1ヶ月まとめ
卵の賞味期限切れが1ヶ月経過したものが食べれるのか気になる人に、卵の賞味期限切れ(1ヶ月)は食べれる?いつまでイケるか徹底調査!という記事を書きました。
卵は賞味期限が過ぎても、適切な保存して十分な加熱をすれば食べれることが理解できました。
賞味期限内の新鮮なうちに食べるのがベストですが、期限が切れてしまっても、すぐに食べられなくなるわけではないので、正しく保存・調理して、無駄なく美味しく頂きたいですね。
季節によって賞味期限も変わってくるので覚えておくといいですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。